タロット「運命の輪」の真実12009年10月29日(木)

タロットの中でも苦手な「大アルカナ」は「運命の輪」ではないでしょうか?
いままでのの「0」番から「9」番は具体的な人物が描かれていましたが、「10」番の「運命の輪」は摩訶不思議な絵柄です。

数秘術では「第10番目のカード」は「運命の輪」です。初の十の位(二桁)に突入です。今まで、9番目のカードまで見てきましたが、1番目から9番目までは、人間の成長の過程を表します。10番目以降は新たな成長過程・・特に精神的な・・霊的な成長を表現していきます。つまり霊的な進化へのターニングポイントと言えるでしょう。

「運命の輪」は単に「運命」と呼ばれることもありますし、「幸運」という名もあります。関連するカラーは白です。パワーストーンはウラニウムで、占星学上では天王星を指します。ヘブライ文字では「ヨッド」です。

タロットの「運命の輪」は、その名の通り「輪」のような絵が描かれています。その輪は回転しているようです。輪の上のほうにはスフィンクスがいて、悪魔や獣が左右で振り落とされないようにしがみついて、輪の回転を止めようとしています。スフィンクスの手には剣が握られています。

この剣によって、悪魔セトを退治するつもりなのでしょうか?もしくは運命の輪の回転を止めることはできない、絶対性を示唆しているのかもしれません。

長い間の旅路も中間地点に入りました。
「愚者」は、いかに自分が世界の全てに関わっているのかを知るようになります。
見方を変えれば、「愚者」は運命によって旅をしているとも言えます。
偶然の出会いや出来事によって、変化するプロセスを知ることになります。このステージは「愚者」のターニングポイントと言えます。彼は一連の経験によって、自分という人間が世界の一部であり、自分の目で見ること・・理解することを学びました。次のステップへ進む準備ができたようです。

当時は、糸を紡ぐ機械が「運命を左右」するといわれていました。
ですから、マルセイユ版では、「糸紡ぎ機械」が描かれています。

「運命の輪」の青いスフィンクスは、赤き悪魔セトが到来するのを阻止すべき剣を手にしています。
しかし、運命の輪は回転するため、やがては悪魔セトの時代も来るでしょう。

逆位置は「赤き悪魔」セトの到来を示します。
回転のスピードが弱まる・・・回転が止まる・・・逆回転することもあるでしょう。
悪魔セトはなんとか、頂上にいたいのですから、回転を止めるように努力するはずです。
「黄色のへび」は、人間の未熟さを示しますが、これは「サタン(ルシファー)」がエデンの園で、イブをたぶらかした事にも関係します。
蛇は人間をたぶらかし、誤解を生じさせるだけで、直接には手を出せません。
逆位置はそんな蛇も縦横無尽に、あばれまわることでしょう。

「万物は流転」「諸行無常」・・・すべて宗教上の言葉ですが、「運命の輪」にはこの「全ては変化せざるをえない」ことを暗示するわけです。
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「愚者」の図像学を検証してみましょう。2009年05月10日(日)

タロットは古代の秘密教義をあたかも一冊の書籍のように記した絵を描いたカードです。

タロットに興味を抱く方も、この絵柄の神秘に魅了されたのも多いのではないでしょうか。

私こと「小町」も、最初の動機は「絵」のミステリアスな雰囲気でした。仏教(密教)には「曼荼羅」という絵がありますが、その神秘的な雰囲気にも似ています。何かを我々の教えてくれるかのような、その絵の隠されたメッセージに惹かれるのでしょう。


「愚者」は大アルカナの中では「0」番が振られ、最初のカードであるのが一般的です。
※一部のデッキでは、「22」番が振られています。
この「愚者」は、個人的には好きなカードなのですが、この絵柄の図像について検証してみましょう。

「ウェイト・スミス」版の「愚者」では、主人公である「愚者」は両性具有のように思えます。男でもあり、女でもあるような、まだ性が確立されていない、まさに卵の状態なのかもしれません。

一見、断崖絶壁に立ち、まさに歩まんとする愚者は、非常に危険な絵柄なのですが、その顔は天を見上げて晴れやかです。カード全体のイメージが、明るいのでなんとなく陽性なイメージがあります。


アーサー・E・ウエィトは、「経験や体験を探究する魂」という表現をしていますが、どこにでもいけるが、どこに向かうのでもない、大変に自由なカードと言えるでしょう。ユングが述べている「永遠の少年」のような雰囲気が漂います。

「愚者」のカードは、中世の悪徳の一つである「愚行」を示すようです。

キリスト教世界では、「賢明」「貞節」を重んじ、「愚かな行為」は悪魔の所業でした。ただ、「愚者」のカードは、悪徳にだけ焦点を当てているようには見えません。その「賢明さ」と「愚行」の中間に位置するような、自由度が感じられます。カード自体の、構図はあきらかに「日常を逸脱」している感じです。なぜ、愚者が崖の上にいるのか?・・崖の上からスタートするのは不自然です。普通は、我が家や村落・町から旅立つのが一般的でしょう。

その意味でも、日常からかけ離れたシチュエーションを暗示させます。なんとなく道化師のような感じもあるのは、サーカスのピエロが日常からの逸脱の恰好な例からも想像できます。「若者」「愚かな人」「狂人」「道化師」・・愚者の象徴する主人公は、これらの性格を混ぜ合わせたようなものかもしれません。



「愚者」のカードは、実際の占いでは、扱いが難しい部類に入るかも知れません。
それは、厳密さが無いからでしょう。「正義」のように、白黒がはっきりともしていませんし、「死神」のような「死」や「停止」を暗示しているわけでもありません。とても掴みどころのないカードと言えます。「希望」があるとも言えますし、「無知」「無謀」とも解釈できます。


私は「愚者」を好意的に解釈することが多いようですが、周囲に隣接するカード群の雰囲気によって解釈を変えることが望ましいでしょう。

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世界は統合と達成・・次のステップへの始まり2008年11月18日(火)

「世界」は別名では「宇宙」「ソフィア」とも呼ばれており、関連するカラーはオレンジを指します。パワーストーンはまさしく黄金(GOLD)です。占星学上では太陽を表しています。

大アルカナカードは、見方を変えると人間の魂の成長を暗示しています。1番の魔術師から始まって、この21番目の「世界」で完成されるわけです。次の0番のカード「愚者」では新たな精神の旅たちを暗示します。
葉で作られた輪が女性を取り囲んでいます。それぞれの手には魔法の棒を持っています。エゼキエル書とヨハネ書の4大の獣がカードの四隅に描かれています。

手に持った棒・・宇宙そのものを操る力の象徴。人類の究極の望みである、自己と超自我の統合を表しています。「太陽」の意味する地上の達成・成功・幸運の次元よりもはるかに高みにあるものです。

「世界」のカードは調和を表していますが、それは静的な動かない調和ではありません。動的な状態の調和です。4大獣と中央の女性は、相互の関わり合いが調和をもたらしています。

4大獣は「運命の輪」にも出てきました。獅子・牡牛・鷲・人間で、各獅子座・牡牛座・蠍座・水瓶座を表します。またそれぞれが、4大元素「火」「地」「風」「水」を示しています。でも彼らは雲に乗っており頭部しか描かれていません。天上界・神の領域を示しています。

「世界」は22枚の大アルカナの最後のカード(デッキによっては愚者が最後の場合もあります)です。愚者が特定の人物を表し、その人物の成長プロセスを22枚の絵柄で書かれたとするならば、この「世界」はゴール・到達です。「完成」とも言えます。

 

ラッキーカードと言うイメージがありますが、見方を変えれば「限界」とも解釈できます。このカードは完成・到達の他に「統合」「関わり合う」意味もあります。人間は社会の中では1人では生きられませんし、個人としても意識と無意識の統合を得なければ自我は完成しません。

このカードの次のステップとして、また「愚者」に戻るわけです。新たなステージへ向けてのスタートです。

正位置の意味では、まさしく「完成」「達成」「成功」「良い状態」「満足」を表します。その意味から派生して、資格を取得、昇進、栄転、入学、入社と、ゴールを暗示します。健康面でもすぐれた健康を示し、手術の成功、病気の完治、また恋愛面では結婚、入籍、良縁に恵まれる、望んでいた出産など GOOD NEWSを示しています。

もちろんビジネス面でも良いことづくめです。売買の成功やマイホームの入手などを暗示します。

逆位置になった場合は、振り子が振れるがごとく正反対の意味になります。不完全・不可能・最後までできない・失敗・不満足・中止・中断などです。

仮に成功してもかなりの犠牲が生じます。犠牲が少なくても時間的に遅すぎるとか、役に立たない結果を暗示します。

恋愛面では恋愛の失望・婚約破棄・結婚につながらない・私生児を作る・入籍しない同棲生活など不完全な恋愛状態を示します。

ビジネスでも退職・失敗などBAD NEWSです。

「世界」のカードは大抵は、中央に長い髪の女神がおり、つえを持っています。月桂樹のサークルに囲まれ、獅子・天馬・天使・鷲に囲まれています。それぞれ、4大元素(火・土・水・風)を示し、4大小アルカナ(剣・金貨・聖杯・棒)を示しています。いわゆるこの4つの構成要素に囲まれた完全なる存在を表しているわけです。

21番目は、十進法では10を一区切りとして、20を二区切り目、そして次のステップです。10までが肉体的な完成の準備が整い、11の「力」で完結します。そして11から20までが精神的な完成の成長の過程によって、21の「世界」で完結するわけです。



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「審判」は天からの啓示2008年11月17日(月)

「エース」のカードは共通して「事の始まり」を示します。
小アルカナカードの中では最も強いカードです。リーディング時にも非常に重要な意味を持ちます。
4枚のスートにはそれぞれ占星学の根源的な要素「火」「風」「水」「地」の属性を含んでいます。


ペンタクルのエースは「地」の属性を持っています。
実践的・具体的・物質的な事柄を表します。

<正位置の意味>
宝物 財産 金銭の利益 完成 達成 大きな喜び 繁栄
●5感で感じ取れる始まり
●目に見える結果が現れる
★知覚、平衡感覚
★五感、合理的価値観
★物質、身体に関する事柄
★安定
★結論が出る、解決する
★健康状態の安定
★繁栄や成功することの基盤がある
★金銭・富
★満足感

<逆位置の意味>
大事なものを損失する 無駄使い ケチ 貪欲 物への執着心
●質問者の期待は現実にならない
●業績への大きな不満
●金銭の執着・所有欲が拡大する
★正位置に関するマイナス面
★バランスを欠いた状態、不安定なこと
★損失・損害
★放棄
★落胆
★健康を害する

「ペンタクルのエース」は見方によれば「太陽」のようにも感じられます。「太陽」も達成や成功を表すカードですが、ペンタクルの属性である「地」の性格が強く現われています。まずは「動き」は鈍いことです。軽快で軽やかな動きはありません。どちらかと言えば、変化を嫌う感じです。また、満足感も4スート中一番のカードと言えます。

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「太陽」こそ輝ける未来への光。それは成長と完成への架け橋2008年11月16日(日)

大アルカナ太陽 太陽は19番目のカードです。

裸の幼子が白馬に跨り、高く旗をたなびかせています。自意識と無意識の完全なバランスを得た状態です。
幼子は後ろの壁で仕切られた庭から太陽の下へ飛び出してきたかのように見えます。とても幸福そうな、暖かなイメージのある絵柄です。

周囲に咲くひまわりは、太陽の象徴。太陽そのものを表しています。 幼子を取り囲む壁は、幼子が守られていること。障害が無く、周囲の状況が味方してくれていることを象徴しています。祝福されるべき状態、成就、達成、成功が目前に近づいています。

幼子自体、すなわち裸体は肉体の中身は、人間の精神性を表しています。自我が上手く無意識にある魂と合一する必要性を説いています。確立した自我こそが、万物創造のエネルギーに等しいもの、という意味です。

またこの「太陽」のカードには、影が見えません。普通、太陽の光の下では何らかの影ができるものです。影が無いということは、現状や介在している人物に影が刺すことがない、すなわち祝福を示しています。 「太陽」は幼子の周りに咲くひまわりのように生命力に溢れています。また幼子の自信に満ちた顔からわかるように、成功への確信を表します。それは自信であったり、自由や開放感と言った感情にもなるでしょう。太陽の光は全てを照らしています。全てが見えることは、真実や問題の核心に気がつく、ことを暗示すると言えましょう。

永遠の青春を表している太陽ですが、別名ではギリシャ神話の「ヘラクレス」という呼び名もあります。 カラーはライトオレンジで、パワーストーンはルビーを示します。獅子座に対応し、ヘブライ文字では「クォフ」と言います。

正位置の意味
1.幸運・明るさ・発展・成功や実り。成熟した状況を表します。チャンスが増えることを意味する場合もあります。
2.強いパワー。健康やたくましさ。回復な自然の治癒力を表します。
3.時間では「昼間」。場所では「南国」「南の方角」。季節では「春から夏にかけて」を示します。
4.山野の旅や自然の中での生活
5.入社や入学・開業などこれから新規に始めるイメージ
6.恋愛の成功。婚約や結婚。うれしい出産と同時に良い子供の誕生を示しています。



逆位置の意味

1.幸運を過信してしまい、物事が流れてしまう。中止や中断・停滞
2.体力を過信しすぎる。肥満・成人病・強そうだが脆い。老化
3.長く続かない幸せ。幸せに気が付いていないための不満。遊びに熱中する。不幸・不運
4.不妊・流産。妊娠グセ
5.飽きてくる恋愛・贅沢を望む結婚・婚約破棄
6.赤字・親の援助を当てにする。贅沢な生活を望む。

カモワン版などのマルセイユタロットでは、「太陽」のカードは2人の天使(非常に若々しいイメージ)の頭上にさんさんと太陽が輝き、恵みの光を2人に照らしているイメージで描かれます。 時には「白馬」に跨っている場合もありますが、この2人の天使は若い男と女を表しています。まさに青春を謳歌しているイメージです。「白馬」は若々しさと若さによるパワーを表現しています。 太陽はエネルギーが満ちており、健康で力がみなぎっていて幸福の絶頂にある、カードです。逆位置はまさしくその反対。不幸や老化、力が衰えているイメージなので、22枚中の大アルカナカードの中でもわかりやすいカードです。



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「月」は不安と心配の暗示。2008年11月15日(土)

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「月」は不安・不誠実を象徴しています。また神秘的なイメージもあり、サイキックインスピレーションの強いカードです。 また逆位置に出ると回復・誠実と良い意味に変化するのでわかりやすいカードと言えます。


「月」のカードは同じ天体を扱った「星」や「太陽」と比べると、暗く神秘的なイメージを抱きます。一匹の犬と一匹の狼が月に向かって吠えています。前面に見える「池」は「節制」や「星」に出てきた池に似ています。池からはザリガニが這い出して来て、月へと向かう道に向かっているようです。


月は太陽と重なっています。太陽の負の部分に焦点が当たっていることを象徴しています。パーソナリティに影響する個人の影、本能的な側面、見えない事柄を暗示しています。 2つの門柱は、まさに「死神」で出てきた門柱。その間に曲がりくねった道が果てしなく続いています。月明かりを頼りにその道を歩くのは、かなり不安でしょう。


ザリガニが見えますが、これは水辺の甲殻類は「月」の象徴。 (ちなみにスカラベは陸の甲殻類なので「太陽」の象徴。 )犬や狼は「死」の象徴。天空を仰いでいるので、月に向かって死者の魂を送ることを告げているような暗いイメージ。獣は本能も表し、本能が危険を察知しているような疑心暗鬼な状態を表しています。 月から出ている光の粒は神聖なるものの象徴。光の粒は下方に落ちていく様子で、獣性を示しています。また月から出ている光は全方向に上下左右のバランスが強調されています。全方向性とは、直感・感情・思考・感覚全てを意味し、無意識と意識の双方に焦点を当てることを教えています。 池は深淵なる無意識の世界。ザリガニが這い上がってくるのは、自己の内在している不安・恐怖心が湧きあがってくる象徴です。


「月」のカードは、こうした無意識や死に対する漠然とした恐れを象徴しています。意識と無意識の迎合から考えると、ファンタジー的な世界とも言えるでしょう。想像力が掻き立てられます。でも現実の世界とは異なる想像の世界では、自分の立っている位置もわからず不安になってしまいます。この不安な感情は、自分の立っている位置がわからない、見えない・・ことから起因しています。つまり、漠然とした戸惑いも暗示するでしょう。方向性や目的を見失うような混乱した状態も示しているようです。


<正位置の意味>

不安 神秘的 直観 霊感 中傷 隠れた敵 詐欺 危険 幻想 

●他人もしくは自分に騙される・・誰かの嘘の犠牲、自分に嘘をつく あなたはどんなに真実を知りたくても、重要な事柄のいくつかは隠れたままでわからない。

◆恋愛では、「どちらの相手も選べない」「縁談は流れる」「優柔不断で何にも返事ができない」と読みます。

◆ビジネス・学問では、「目標が定まらない」「人の目が気になるため何もはかどらない」「中だるみ」と、達成やゴールへの執着が薄れ集中力が無くなることを意味します。


<逆位置の意味>

回復 誤解が解ける 良い変化 迷いが消える 

●混乱や自分に嘘をつく状況から愛する気持ちや慈しみが自然に表に出てくる。

◆恋愛では、迷いが晴れて、今、決めなくても良いという度胸がつく。 相手のいい加減さ・嘘に気がつくことで不安から抜け出せる暗示です。

◆ビジネス・学問では、「危うく助かる」「ギリギリで良い決断ができ、良い結果に恵まれる」「今は迷いの時期なので動くよりも待つこと」と危なっかしいですがなんとかなります。/br>

「月」のカードの一般的な絵柄では、中央の空に怪しく光る月が昇っています。そこに2匹のオオカミが吠えており、水辺にはザリガニが、尾を水に浸して身体を地上にあげて月を見上げています。 2匹のオオカミ(犬)は理性的(精神的)な面と肉体的(物質的)な面、あるいは内面と外面を暗示しています。ザリガニは「星」のカードからの流れで、「星」の光を受けて呼応するが如く、未知の力を現実の生活に取り入れようとする意思を暗示しています。
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Posted at 17:35 | 大アルカナの解釈 | この記事のURL | Clip!! | コメント(0) | トラックバック(0)

「星」は希望の輝き。スピリチュアルなイメージ2008年11月15日(土)


17番目のカードは「星」です。シルウス・運命とも呼ばれ、ライトバイオレットのカラーを指します。星座ではふたご座を示し、ヘブライ文字では「ペー」と言います。

「愚者」は穏やかな静寂の中にいます。
「星」のステージでは、この静寂さを表しています。
「星」に描かれている女性は、裸のため、嘘偽りのない魂を象徴しています。夜空に輝く星は「希望」と「インスピレーション」のシンボルです。

「愚者」は悪魔のマイナスのエネルギーを完全に克服する信仰の力とともに、祝福を受けています。自分自身の信頼と未来への希望は取り戻されました。彼は喜びに満たされています。
彼の願いは喜びを世界中の人々に分かち合うことです。
開かれた心は愛でいっぱいです。
塔での破壊的な状況の後の平和は、「愚者」にとっては、奇跡の瞬間とも言えます。

愚者は「塔」による既存の固定観念や執着を完全に破壊し、丸裸になりました。「星」の全裸の女性は、塔の壁のような守るべきものが無いことを示しています。逆に言えば、守る必要がないのです。自然と一体になり、「星」が照らす光を一身に浴びています。それは霊的な力であり、本来あるべきインスピレーションの力と言えます。自分の情感を大地と湖の両方に流しています。大地は物質・現実を、湖は精神・理想を表しているようです。自分の感覚的な面を、現実世界と精神世界にバランスよく広がらせていることがわかります。

自分が解放されたといことは、すなわち「希望」があることです。
これから、さらなるステージに上がるための準備が整っていることになります。

正位置の意味

1.従順さ・成長・恵み・自然の流れ・美しさ
2.夜全般をイメージします。たとえば「夜の仕事」「夜学」「夜勤」など
3.船旅・南への旅・帰郷
4.健康にすぐれる。自然療法・自然食品。病気の回復・休養。休暇。自然とのふれあい
5.よい方向を見出す。または良い方向に導かれる
6.素直さ・良い心・良い状態
7.相手を信じきった恋愛。無理のない自然な交際。反対の無いスムーズな結婚。

逆位置の意味

1.希望が遠のく・失望。計画が流れる。約束が果たされない。あてにできない。
2.過度になる。働き過ぎ。作り過ぎ。過労やストレス。真面目すぎる
3.気象異常や大きな変化。雨・寒い夜を表す
4.予定の変更や中止。困難な旅。負担を抱えた旅
5.嫉妬。素直さに欠ける恋愛。波乱が出てくる恋愛。退屈な恋愛や夫婦仲

「星」のカードを見ると、カードの中央に女神らしき女性が片ひざをついて、湖につぼから水を流しています。その女神の頭上に星が光り輝いています。背景は夜で、この星は南十字星を指すと言われています。

大抵は女神の髪の毛は黄金に輝き長く垂れている感じです。まるで黄金の河の流れのようです。

つぼの水は、本来あるべき場所である湖に流されます。水は坪の中にあるよりも、自然の中に流れうほうが自然です。

星のカードはこうした自然の流れ・自然の方向性を指し示します。自然であること、無理をしないことが、すなわち豊かになることだ、と告げています。逆位置は、自然でない、人工的、無理をしているイメージです。



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「塔」は先に進むために固定観念を破壊する2008年11月15日(土)

「塔」は16番目のカードで、22枚ある大アルカナカード中(もっと含めると小アルカナも合わせて)最悪のカードと思われているようです。

「悪魔」の束縛は強力です。
縛られているのに気が付かないのですから、また機が付いていても気が付かない振りをしているのも、悪魔の誘惑のなせる業です。
では「愚者」はどのように悪魔の鎖から脱出するのでしょう。

「愚者」は「塔」が表わす突然の変化によって、その束縛から解放されるのでしょう。
塔の壁は、あたかも自分を守るようですが、逆に言えば制限された空間で甘んじる叱りません。そこのは成長が無いわけです。堅い壁を破壊するような強力なエネルギーが必要です。

激しい変革は、まさに「愚者」を気が付かせるため・・無知から既知へ向かうためには必須です。
あまりに自己中心的になって、本来の目的を忘れてしまっている場合、この破壊力は必要となります。
大きなエネルギーは壁を破壊し、多少の痛みを伴うかも知れません。
しかし、後に気がつくことで、この経験が自分の成長に必要なものであることを知ることになります。

「塔」のカードは一般には「凶札」と思われています。確かに人間が造り上げた天に届かんばかりの塔が、神の怒りによって破壊される場面を描いています。まさに旧約聖書の「バベルの塔」を描いているようです。

「塔」は人間が自ら造り上げた「制限」とも言えます。堅い岩で囲い、外敵から身を守ろうとしますが、逆に、そこから抜け出さないと新たな創造ができません。悪魔の束縛は、人間の可能性を制限するものです。成長を停止させてその場に留めようとします。誘惑に負けると、そのほうが楽に感じられ、悪魔の束縛に甘んじてしまいます。
ですから、「塔」のカードに描かれる徹底的な破壊が必要なのです。

正位置の意味

1.危険・自己・災難・火災・落雷など不慮の事故や、怪我や病気、トラブル全般を指します。
2.おごりによる失敗。精神の堕落。地位を失う。転落や降格。良くない事情で家を出る。経営の失敗
3.誤解。悪い噂で失墜・信頼を失う。
4.損失・赤字・紛失・盗難
5.入院。警察問題に巻き込まれる。脅し。恐ろしい出来事全般。
6.夫婦のちょっとしたことでの破局。恋人とのトラブル。悪いうわさでつぶれる縁談。危険な人物と付き合う。


逆位置の意味

1.小さくて済んだ危険。小事故。トラブルがあっても解決の見通しがきく(でもまだ解決はしていない)
2.トラブルは去るけれど後遺症が残る。心の傷が残る。病気は治ったが完治ではない。
3.間違いの非難。犯人扱いされる。疑いの目で見られる。罠に注意
4.まだ完全に去っていない危険。油断できない未来。警戒措置が必要。
5.喧嘩は収まったが不信感が残る夫婦や恋人関係。意地を張る恋人。円満には過ごせない夫婦。


とにかくこの「塔」は最悪の意味を持っています。この絵の中心には巨大な天にも届きそうな塔が立っており、雷や霰で塔が破壊されて中の人物が落下している様子が描かれています。

旧約聖書でも有名なバベルの塔そのものです。神に近づこうと傲慢な考えを持った人間は、高い塔を建築しますが、神の怒りを買ってしまう物語です。この結果、人類は互いに別々の言語でしゃべるようになり、意志の疎通ができなくなりました。

この「塔」は絶対的な、避けられない災難全般を指します。不慮の天災・過失によるビジネス上の失敗・人間関係の破局など、この世に考えられるすべての悪いことです。幸いに逆位置ではそれが、ほんの少しだけ解決の糸口が見えるようになりますが、まだ解決したわけではない、と言う意味です。


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「節制」はバランスを重視して中庸を目指す2008年11月15日(土)

14番目のカードは「節制」です。グレート・マザー、天界の女王という別名もあります。
関連するカラーはダーク・イエローで、パワーストーンはめのう(アゲート)です。

山羊座を表し、ヘブライ文字では「ヌン」と言います。

片足を水の中に浸しているのは、深淵なるものの象徴が水。女性性・柔軟さ・潜在的な事柄・散在意識・深い知恵を表しています。

杯から杯へ液体を移す状態は、調合・調和を示しています。また同時にこぼさずに移動していますから、慎重さを表します。また見方を変えれば錬金術のようなイメージもあります。化学変化を象徴しています。物事の質や形状を変えることで、解決しようとする態度を示しています。

このように「節制」のカードを見てみますと、何かを結合しようとする行為や、バランス感覚を意味している事がわかるでしょう。また当然、「節制」することそのものも意味します。中庸を見つけることや、極端には走らない調和を意味します。

正位置の意味

1.控えめ・穏やかでまさしく「節制」するイメージです。気持ちや感情を抑制する意味もあります。
2.悩みが薄い状態を表します。倹約・つつましやかな生活。瞑想やよい趣味も意味します。
3.野心がない状態。統制が取れた健全な暮らし。欲がない心。
4.内気。俗っぽさを好みません。片思いや恋にあこがれている状態を指します。

逆位置の意味

1.孤独・あまりに控えめ・友人や恋人ができない。世間知らず。
2.ノイローゼ・不眠症などの精神疾患の可能性。人嫌い・潔癖症・不安が強過ぎ・被害妄想
3.片思いで終わる恋。愛が相手に通じない状態。子供っぽい交際で進展しない。
4.がんこさ・プライドが高すぎる・生命力が低下・同時に精神的に未熟。
5.生まれる・生み出す。または変化の兆候。

「節制」のカードは、女神が中央に立っており、片方(大抵は左)の水ガメからもう一方の水ガメに水を映しているシーンで表されます。
天使の羽があることから女神ということがわかります。
また水は愛情を象徴します。その愛情の象徴たる水を一滴もこぼさずに移し替えているわけです。1つには安定した心がなければ水をこぼさずに移すことができません。

集中力や安定した心が、倹約なつつましい生活をはぐくむことを教えています。逆位置ではせおの精神に異常をきたすことを表しています。精神疾患といってもノイローゼから潔癖症まで様々ですが、なんらかの不安定さを象徴します。
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死神・・停止・終結・終焉・死2008年11月14日(金)


13番目のカードは「死神」です。
タロットカード中、最も不吉なイメージのカードと思われている「死神」です。確かに絵柄では、甲冑を身にまとった死神が、赤い目をした白馬に跨り、人々を死に追いやっているようです。

でもこの「死神」は単純に「死」を表すわけではありません。印象は凶札でしょうが、タロットカードにはそもそも「悪いカード(凶札)」「良いカード(吉札)」というものはありません。

2本の柱の間から太陽・・2つの柱は「生」と「死」の対立原理の象徴。太陽は地平線を示しています。つまり沈む太陽を描く事で、消え果てていく生命を表現しています。

法王のような人物・・高尚な世界を求めて、現世の生命を閉じたい、現世の執着から解放されたいのか、自分の命を乞うているのか、幼子の命を乞うているのか・・どちらにしても死神には通用しないことを示しています。

絵の中の女性は、「力」に出てくる女性に似ています。首を差出し、目の前にいる全ての命を刈り取る死神の冷徹さを示しています
黒い旗には薔薇が描かれています。この薔薇は「生命の神秘」「女性の生産力」を象徴しています。

右図は「カモワン」版ですが、鎌を持った死神が人間の手足・首を刈り取っている姿が描かれています。地に落ちた身体の一部が、土地を肥沃にしている、種が芽を吹くように生まれい出る姿です。つまり、死神には「再生」のための「死」という意味があるようです。

「死神」は見た目は恐ろしい絵柄で、忌み嫌う方も多いでしょう。でも、全ての人間は死からは逃れられません。無常であるかも知れませんが、物事には終わりがあるのです。「死神」には容赦のない力を体験する意味があるようです。しかし「終わり」があるからこそ、新たな「始まり」が生まれます。

「死」と「再生」がこのカードの根本的意味となります。それは生まれ変わること。より優れたものへと新たに変成することを示します。

新たに生まれ変わるためには、不要なものを切り捨てる必要があります。縛られた固定観念を捨てる事で、新しいアイディアや発想が生まれるものです。このように、「死神」は自分が成長するために切り捨てなければならない不要な(邪魔な)要素を取り除く、意味があります

正位置の意味

1.損失・失敗・急速に終わりを告げる。敗北や挫折。打つ手がない。
2.別離。離婚。死別。病状の悪化。重病。身を引くこと。絶交。死と再生。不朽。
3.財産の処分。決定的な赤字。仕事の失敗。家を出る。退職や解雇。
4.希望がない。暗い見通し。打撃を受ける。
5.退学。目的を見失う。失望。
6.悪い時。不幸。悲しみ。ツキがない。
7.いったんは退却したほうが良い。再起にかけるべき。力の変化。

逆位置の意味

1.最悪ではないが冴えない状態。ある程度の不運。すっきりしない。
2.最悪の状態を抜け出す。明るさが見えてくる。すべてを新しくやり直す。
3.自殺未遂。倒産の回避。協議離婚。傷つかずに別れる。

「死神」のカードはイメージとして「死」を連想させますが、実際は「時間が停止」することを意味します。
中央にはまさしく死神が立っており、大鎌を持っています。足元には死体や首が転がっている図柄が多いです。

ある意味、「死」は生が停止することですから、あながち間違いではありませんが、どんなに努力しても一向に前に進めない、と解釈してください。恋愛・仕事・家庭などすべての事柄において「停止」をあてはめるとわかりやすいです。逆位置は、まったくの「停止」ではなく、ほんの少し動きだしたイメージです。極端に動くのではなく、ほんの少しだけ前に進み出した感じです。当たる!小町のタロット鑑定ご希望の方はこちら!


Posted at 09:42 | 大アルカナの解釈 | この記事のURL | Clip!! | コメント(0) | トラックバック(0)

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